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半落ち [本]

映画公開中に見にいけなかったがずっと気になっていた。
警察官が妻に頼まれて彼女を殺して自首してきたことから
刑事、検事、記者、判事、刑務官を巻き込んでそれぞれの立場での
葛藤が始まるのである。
妻の殺害後二日間の空白を経て自首にいたる。
その二日何をしていたかを完黙したまま刑が確定する。
そのことが憶測を生むが、あまりにも主人公の瞳が澄んでいるために
事件を通じてかかわった人物たちは自殺を思いとどまらせた何かがあることに
気がつくのである。
事件の真相には最初虚をつかれて、
じわじわと梶の心情を理解できた。
でもこの物語の真の狙いは結末そのものではなくて
関係者の葛藤そのものだったように思う。
各章の名前が彼らかかわった人物の名前だった。
それぞれが経験やプライドをかけて
現役警察官による殺人事件の真相に迫ろうとして
社会的な障害に立ち向かうさまが魅力だと思った。
しかし、その人間臭さが梶の瞳の澄みと対照的に映るのだ。
組織の中の戦いは自分との戦いによく似ていると思った。

半落ち

半落ち


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