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ねこのばば [本]

ねこのばば

ねこのばば

  • 作者: 畠中 恵
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 文庫


『しゃばけ』シリーズ第三弾。
今回のが一番怖かったように思う。
もともと普通の人には見えない妖が活躍して捕物を成功させるという設定なのだが、
明るい部分と暗い部分の差が際立って、暗い部分がより深まったように思えた。
短編のいくつかに関連して出てくるのはお店の後継者問題。
結婚話やお店をどう立て直していくかと若い人たちがさんざん悩む。
その一方で簡単に富や身分を手に入れようと切羽詰った者達が
当然のように殺しをしてしまう。
主人公の若だんなに仕える実は大物妖の手代佐助の過去の話も引き込まれた。
こちらは富でも身分でもなく、慕う主人を必死の思いで助けようとする話だが
どんでん返しがまっていてよかった。
最後のお話はお隣の妹のように想っていたお春が嫁に行くお話。
相手の素性を確かめに出かけて、その相手と一緒に閉じ込められるのだが
お春との思い出にヒントを得て助かるのだった。
兄や幼馴染など身近なところで起きる縁談話に比べて
愛情面にも金銭的にも恵まれているとはいえ、
体が思うようにならない一太郎にとって自分の立場は歯がゆいだろうが、
その複雑な思いがこのシリーズを明るいだけで終わらせない、背骨であるような気がする。


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あっこ

「しゃばけ」がドラマになるらしい。
NEWSの手越君の主演。
若旦那のイメージがそのまんまな醸し出されそうで楽しみ。
手越君だけでなく、共演陣もなかなか話題性が高い人たちだし、
ましてや妖しの世界。どんな映像になるんだろう。
フジテレビの公式ページはこちらから→http://wwwz.fujitv.co.jp/shabake/index2.html
by あっこ (2007-11-05 22:28) 

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